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□潤滑

チェーンカップリングの潤滑は、使用回転数により3つの形式に分かれます。
  (伝動能力表)
  • 潤滑形式T・・・定期的に(1ヶ月に1度)グリースを塗る。
  • 潤滑形式U・・・定期的に(1週間に1度)グリースを塗る。
              又はケースを付けグリースを充墳する。
  • 潤滑形式V・・・ケースを付けグリースを充墳する。
              特に潤滑形式Vについては、グリ−スが遠心のためにケース内壁
              に押し付けられ、 潤滑性能が劣化しやすいので、機械的安定性が
              優れ潤滑性能のよいグリースを使用して下さい。
              書き銘柄をおすすめします。

メーカー グリース名称

片山チエン(株)

A1マルチBSグリースEPNo.2
モービル石油(株) モービラックスEP No.1またはNo.2
日本グリース(株) ニグタイト LY No.1またはNo.2
新日本石油(株) 1号または2号エピノックグリース
昭和シェル石油(株) アルバニアEP No.1またはNo.2 サンライトグリースEPまたはNo.2
エッソ・スタンダード石油(株) ビーコンEPNo.1またはNo.2
コスモ石油(株) コスモグリースダイナマックス EP No.1またはNo.2


◇潤滑形式(V)のグリース取換え時期
使用条件 取換時期
最初の取換 2回目以降 の取換
最高回転数の1/2以上の 回転数で使用する時 1,000時間 2,000時間
最高回転数の1/2以下の 回転数で使用する時 2,000時間 4,000時間
グリース充墳量(所要量)は次のようになります。
下記のような量を充墳した時は、運転当初わずかなグリースの洩れがありますが、間もなく安定し以後ほとんど洩れなくなります。


◇グリース充墳量
形番 充墳量 kg 形番 充墳量 kg
KC3012 0.05 KC6022 0.5
KC4012 0.09 KC8018 0.8
KC4014 0.10 KC8020 1.0
KC4016 0.12 KC8022 1.0
KC5014 0.15 KC10020 1.7
KC5016 0.18 KC12018 3.3
KC5018 0.25 KC12022 4.3
KC6018 0.40 KC16018 8.3
KC6020 0.50 KC16022 10.0



□取付け
チェーンカップリングは、芯出しが少々不正確でも両軸を連結することができますが、芯出し誤差があまり大きいと軸受けを傷め、カップリングの寿命を短くします。できるだけ正しい新出しが機械を保護し、より長くカップリングを使っていただけます。


1) 軸に取付ける前にOリングを必ずスプロケットのボスにはめておきます。 59-7.gif 5) 両スプロケットの間とチェーンにグリースを塗り、両スプロケットに巻き付け継手ピンで止めます。 59-13.gif
2) スプロケットの側面を密着させ角度誤差を修正します。
59-8.gif
許容誤差α=1°まで

59-9.gif 6) ケースの両側に所定量のグリースを入れます。 59-14.gif
3)
直定規を2個のスプロケットの歯にあてがい偏心を修正します。
59-10.gif

許容誤差
ε=チェーンピッチの2%以下
59-11.gif 7) 最後に4本のボルトで、しっかりと取付けます。また高速回転や厳しい振動の有る機械ではボルトにゆるみ止め剤を塗ってからケースを締付けて下さい。 59-15.gif
4)
両スプロケットの間をS寸法(寸法表参照)にしてスプロケットをセットボルトで固定します。
59-12.gif gotyui_s.gif 伝動能力表の最高回転数の1/3以上(太線より右側)で使用する場合の取付けはα=0.5°以下、ε=チェーンピッチの1%以下にして下さい。